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Comet Regulator |
目的
Comet Regulatorは複数のストリーム通信を平滑化することを目的として作成 された。 現在使用されているいくつかの画像や音声のストリーミングサーバは連続する パケットをそのままバースト的にネットワークに出力する。サーバが接続され ているネットワークは通常100Mbpsから1Gbpsといった高帯域であることが多く、 受信側のネットワークが数100kbpsから数Mbpsの帯域と両者に大きな差がある 場合、バースト的に出力されたパケットは速度差が生じる場所のネットワーク 中継装置でバッファリングされることになる。 現在多く普及しているADSLの場合、局側集中モデム (DSLAM) がネットワーク で大きな速度差が生じる場所であるが、多くの家庭に対して装置の中では比較 的小さなバッファ領域を共有しているので、予想を上回るトラフィックが流れ るとバッファの枯渇が生じ、多くのパケット欠落が発生する。 そこで、サーバと局側集中モデムの間にストリーム平滑装置を置き、パケット が局側集中モデムにバースト的に到着しないようにすればパケット欠落は防止 できる。
動作
Comet Regulator は Comet Delay と同様に、パケットをブリッジングしつつ 出力間隔を調整する。現在、i-NIC-2R、i-NIC-x2b ボードで動作確認済みであ る。Comet Delay ではすべてのパケットを同様に扱っていたが、Comet Regulator は通信 IP Address の組でストリームを識別し、各ストリームごと に測定した帯域に合わせてパケット出力間隔を調整する。
実験
バースト出力を行う Windows Media Server 9 の出力を平滑化した結果を示す。 ストリームの帯域は 350kbps にも関らず、200Mbpsのバースト出力をしていた が、Comet Regulator により、350kbps 付近の帯域に平滑化されている (図)。 転送能力は単一ストリームで 850Mbps、256 ストリームで 300Mbps を確認し た。さらにフィールド実験として南極日食中継イベント LIVE!ECLIPSE 2003 で 400ストリーム、各300kbpsに対し平滑化を実施した。

図 ストリームの平滑化